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インタビュー

定住者インタビューVol2

森林環境ネットワーク「森の楽校」主宰
用澤 菜奈子さん

プロフィール
1994年生まれ。両親が立ち上げた「森の楽校」を2013年から引き継ぐ。平日は国際交流館内のカフェ「CocoCan」で運営スタッフをしながら、星槎(せいさ)大学・共生科学部・環境コースで学ぶ。静岡や山梨などの自然学校のリーダー養成講座にも参加している。
森林環境ネットワーク「森の楽校」主宰 用澤 菜奈子さん(20)

地域の良いところを
子どもたちにいっぱい伝えたい

森の楽校で作成した小屋
菜奈子さんはNPO法人森林・環境ネットワークの「森の楽校」を主宰し、毎月、小学生以下の子どもを対象としたイベントを自宅付近の里山で開催している。季節に合わせてテーマは決めるが、子どもたちの主体性を重んじ、“森の中でやりたいこと”をサポートしている。

もりのどんぐりからのメッセージ例えば、今年2月には「森からのバレンタイン」と題し、森のメッセージを書いたパズルのピースをいくつかの巾着袋に入れて隠しておき、見つけて繋ぎ合わせるとメッセージが分かるといった趣向だった。
「何かしら惹きつけられそうな要素を置いておくだけで、子どもたちは私たちが想像もしなかった世界観をどんどん作っていくんです。とても感動しました!」。

ご両親は菜奈子さんが子どもの頃、英会話を中心に自然の中での遊びや陶芸など様々なアクティビティを体験できる教室を始めた。その後、英会話以外の活動が大きくなり「森の楽校」として分離。2007年には「森林・環境ネットワーク」として地域有志と任意団体を立ち上げ、教育・文化活動や森づくりなどを行っている。活動の柱の一つである「森の楽校」を両親が休止しようと考えたのは、菜奈子さんが高校を卒業するタイミングだった。

「進路を考える上で中心には環境というテーマがずっとありました。自然環境の保全に関わる活動をしたいなと思った時、『あ、家にあるやん!』と気づいたんです。私が経験させてもらっていたことを今度は子どもたちに伝えたいなと強く思いました」。

かまどの写真
ポイント
移住までの経緯
阪神淡路大震災で被災し、避難してきました。移住といっても、私は生後1か月ぐらいの時だったので記憶はありません。ここは、もともと、父の小学校の同級生のおじさんがやっていた診療所だったらしいです。
作品
お父さんの修さんと。修さんはNPO法人森林・環境ネットワークの代表であり、彫刻家でもある。
後ろに見えるのは薪のボイラー。

ポイント
お気に入りの場所・モノ
普段の通学路 (考えごとの時間)
コミュニティー・カフェ・ギャラリー「CocoCan」
福常のコロッケ
菜奈子さんが考える南丹市の良いところは、現代社会で薄れているご近所のコミュニティが残っていることだ。
「やっぱり私は人がすごい好きなんです。この辺りでは近所の人はみんなお互いによく知っているし、子どもたちが帰ってきたら『おかえりー』、すれ違ったら『この大根持っていきー』とか、そういう持ちつ持たれつみたいな繋がりがあるんです。留守の間に玄関先に野菜を置いて帰る人もあるんですけど。たぶん○○ちゃんのところやなって分かります。小・中学校を卒業しても同級生のお母さんとバレーボールを一緒にやったり、小学校の運動会にも呼ばれたり。そういうことも好きです。南丹市ってどんな所?って聞かれたら『何も無い田舎だよ』って言う人が多いように思いますが、豊かな所で良いところだと自信を持って言ってほしいと思い。そのためにも森の楽校をやっています」。

菜奈子さんは大学生でもある。両親に経済的な負担をかけたくなかったことと、ずっと学びたかった環境保護について研究している教授に師事できることもあり、通信制の星槎(せいさ)大学を選んだ。

社会人になっても森の楽校を続けますか?と尋ねた。
「そうですね。それは、今めっちゃ考えているんです。この世界しか知らないままでよいのかと葛藤があって……。でも、もし、お休みすることがあったとしても続けていきたいです」。

大学の研修で環境問題を肌で感じたボルネオ島やモンゴル、語学留学で滞在した発展途上国、小学1年生で見たアフリカの光景……。幼い頃から海外や日本中と南丹市を行き来する菜奈子さんの森の楽校が、これからどのように変化していくのか楽しみだ。

庭や住居にも櫻井さんの作品が置かれている。
暖房はペレットストーブ、お風呂は薪ボイラーなど、
用澤家の熱源の多くは木質バイオマスが占める。
メッセージ

移住を考えている人へ

南丹市の中でも八木は都市部との距離感がほど良いです。隣町の高校や京都市内の大学に行くとなっても通学圏なので、これから子どもを持つご家族で田舎暮らしがしたいという人にはいい所なんじゃないかなと思います。また、南丹市はものづくりのまちです。プロフェッショナルな人たちが結構居ておもしろいですよ。