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インタビュー

定住者インタビューVol4

ドワイヤー夫妻
ジェイムスさん、はづきさん

プロフィール
ジェイムスさん(米国シカゴ出身)は外国人向けに歩く旅を提供する「ウォークジャパン」のツアーガイド、はづきさん(神戸市出身)は通訳や海外の環境分野の情報などのリサーチャーとして活躍。2012年4月、ジェイミーさんの東京農工大学大学院卒業を機に東京都西多摩郡から南丹市日吉町へ移住した。
ドワイヤー夫妻 ジェイムスさん(34) はづきさん(35)

可能性がいっぱい!
自分たちの手で暮らしを作る実感があります

自宅の庭は二人のお気に入りの場所のひとつ

ポイント
移住までの経緯
東京都西多摩郡から、はづきさんの実家がある関西への移住を検討。
  ↓
京都の知人に亀岡市以西で探すように勧められた。
  ↓
不動産会社を数軒まわり、最後に進められた物件がここだった。
自宅の庭は二人のお気に入りの場所のひとつ。この日は春らしい穏やかな日だったので、外でお話をお聞きすることになった。ジェイミーさんが豆を挽いてコーヒーを淹れてくださり、はづきさんのご両親から届いたパンとスコットランドのチーズでもてなされた。少し離れた畑で農作業する人の姿があり、近隣の家との距離は近すぎず遠すぎず心地よい。里山が広がり、鳥の鳴き声が響いていた。

「引っ越す前は東京に住んでいました。しばらくは都心に、その後、西多摩郡日の出町という山奥に。最寄り駅から車で20分以上かかる山の中の一軒家でしたが、それほど不便は感じませんでした。そこと比べると、ここはご近所さんもたくさん居て、ほどよい田舎という感じがします。南丹市には縁もゆかりもなかったのですが、京都の知人に「畑仕事ができて落ち着けるところを探しているんだけど、どこがいいと思う?」って尋ねたら、亀岡市から西を探すように言われました。不動産屋さんに寄りながら西へ西へと上がっていき、最後に園部でこの家を紹介されて、『あ、ここがいい!』って直観で思ったんです。本当に偶然でした」(はづきさん)。

特に気に入ったのは、コンビニや大型スーパー、パチンコ店といった店舗が無い静かな環境であること。地元産の野菜や豆腐は胡麻駅に隣接する「胡麻屋」で、ほかは週に1・2回、隣町のスーパーに行けば事足りるのだそうだ。

「越してきたばかりのころに庭でお昼ごはんを食べていたら、近所の方が田んぼをつっきって来られ『仲よくしましょう』と言ってくださいました。日吉はIターンの方も多く、新しい住民が入りやすい環境です。私たちにとって、一番大きかったのはみとき屋さんの存在です。東京から自分たちで運転して引っ越してきたので二人とも疲れていたんですけど、なんだか寝付けなくて散歩していたら、カフェの前で外国人の男性が何か作業をしていて、『こんなところに外国人?!』って驚いて、英語で話しかけたんです。日本語で返してくれたんですけど、しばらく気づかなくて」(はづきさん)。

その後、ドイツカフェ『みとき屋』のオーナー夫妻の紹介で多くの人と知り合うことになった。結婚式を挙げていなかった二人のために、白無垢と羽織袴、長持歌、嫁入り行列という伝統的な日本の結婚式を中心になって準備してくれたのも、ここで知り合った女性たちだった。

「今、一緒に地域新聞の『船桑新聞』を作っているのもこの時のメンバーです。それぞれに、ものづくりやクラフト市の主催などもしている方々です。近くの公民館とこの庭を会場に、地元の方々がご馳走を作ってくださって。東京や岡山からも来てくれて、みんなで80人ぐらいだったかな」(はづきさん)。

「とっても楽しかったね! いろんな人に手伝ってもらって、いろんなつながりができた」(ジェイミーさん)。

田舎のくらし
オリジナルソング「ひまわり」を披露。明るい気持ちになるような、陽気な曲だった。
ジェイミーさんの初来日は19歳のとき、埼玉県でホームステイをしながら、早稲田大学に1年留学した。その間、島根県大塔町に1カ月ホームステイしたこともある。アメリカで大学を卒業後、21歳で再来日、姫路や岡山で英語の教師として働いた。現在は、外国からの観光客を各地の古い街道などへ案内している。はづきさんは通訳やリサーチのため出張も少なくない。日本各地や海外を行き来するお二人だからこそ見える、南丹市の良さはどんなところなのだろう。

「掘り起こせば色々なものがでてくるところです。同じ市内でも観光地としてはもちろん美山が中心だけど、日吉にも結構良いところがいっぱいあって、たとえば玉岩地蔵堂。峠を越えて美山に入る道がキレイ。それから、今あまり人が行っていない鏡峠や桜峠。可能性はいっぱいあるよ。つながりを作ろうと思ったら作れるし、何かしようとすればいろんな面から地元の人の手伝いが得られる。あまり壁がある気はしないね」(ジェイミーさん)。

ネコのゆずさん
西多摩の家に、ある日ひょっこり現れたというネコのゆずさん。お二人と一緒に南丹市へ引っ越してきた。
ガイドの準備は仕事部屋で
ガイドの準備は仕事部屋で。ジェイミーさんは中山道や熊野古道、奥の細道などのコースを担当している。
ポイント
お気に入りの場所・モノ

今は忘れられている昔の峠道
自宅の庭
「みとき屋」のソーセージとパン、
アグロスの豆腐など地元の手作り加工品


台所には手作りの加工品がいっぱい
台所には手作りの加工品がいっぱい。玄米麹と黒豆で作った自家製みそや梅干しなど。
「手作りの暮らしができる、自分で暮らしが作れるということかな。使うものとか食べるものを、自分たちの手で、目の見える範囲の中で作りたいんです。完全な自給自足までは難しいかもしれないけど、ものづくりをしている人が身近にいるので可能性を感じます。すぐそこに陶器を作っている人、ちょっといったら布を織っている人や染めをやっている人がいる。そういった環境がスゴイなと思います。京都が近いからですかね」(はづきさん)。

家庭菜園だけでなく、かまどでごはんを炊いたり薪ストーブで暖を取ったりといった生活が夢だが、今は借家のためできない。現在、市の空き家バンクなどを通じて農地や山付の古民家を探している。

「モダンな家よりは古民家がいいね。それとは矛盾するけど、僕は身長が190cmなので、頭がぶつからない家がいいな。もう15年日本に住んでいるから慣れてはいるけど、たまにぶつけると自分に怒りがこみ上げます(笑)」(ジェイミーさん)。

移住を考えている人へ
メッセージ

移住を考えている人へ

ここには可能性がいっぱい! つながりを作ろうと思えば作れますよ。みんなで楽しめるような事をしようとしたら、色んな面から地元の人の手伝いを得られます。手作りの暮らしができるのも良いところだと思います。自分で暮らしが作っているという実感があります。